当院について

2018年4月より姫路第一病院 院長に就任しました吉田正人です。

それまでは姫路循環器センターで心臓血管外科部長、救命救急センター長として約17年半にわたって主に循環器系疾患を中心として診療をおこなって参りました。
そこでの経験をいかして今後は、地域の皆様の信頼と期待に応えられるべく、地域に密着した医療を提供できるように尽力していきたいと思います。

当院は昭和42年5月に故松浦梅春会長が松浦外科病院としてスタートいたしました。
昭和46年3月には医療法人松浦会を設立して姫路第一病院へ名称変更し、現在は、社会の変化と地域の皆様の多様なニーズに応えるため、外科、内科、整形外科、小児科、リハビリテーション科、人工透析等を設置し、救急疾患と慢性疾患に対応できる急性期一般病床50床と療養病床50床を備えたケアミックス病院として運営を行っています。
また、法人内には、介護療養病床を備えた松浦病院、光が丘老人保健施設を運営し、各施設間の連携を図り、急激な高齢化社会にも対応できるような安心・安全な医療連携体制を作って参りました。

また、近隣の病院や診療所との連携をより一層スムーズにできるように、2022年には電子カルテ（SSI社製）を導入しました。電子カルテ導入により、院内の情報共有や伝達がスムーズになり効率的な診療が可能となることで、外来の待ち時間の短縮などの患者様へのサービス向上につながると考えております。
さらに訪問診療部も立ち上げ、現在高齢者施設を中心に訪問診療を実施しております。
訪問診療では、基本的な診療はもちろんのこと、急な疾病へのバックベッド対応など緊急時の受け入れをスムーズに行えるように体制を整えております。

病院にとって最大の変革は、かねてより建設が進んでおりました増築新病院棟が2023年5月にリニュアルオープンしたことです。
館内は明るく開放的でホテルの様な落ち着いた空間が広がっており入院患者様もゆったりと心地よく過ごしていただけていると思います。

今後は、軽度から中等度の急性期患者様の受け入れや急性期治療を終えた患者様の受け入れをさらに充実させて、退院後の適切なリハビリテーションの提供、在宅復帰支援や訪問診療、介護保険サービスとの連携などにも力をいれていきたいと考えています。
また、入院透析のベッド数も増床し高齢化社会に対応できるように入院期間も制限しておりませんので長期の維持透析管理と療養治療が必要な患者様も積極的に受け入れさせていただくことが可能となっております。
より地域に密着した地域の皆様が安心できるような治療が提供できるように、新病院を整備していきたいと思います。

人口の高齢化や新型コロナ感染症など社会や医療を取り巻く環境はますます厳しくなってきていますが、松浦会の掲げている『患者様の人格・価値観を尊重した医療と看護をおこないます』という理念に基づいて、患者様が安心して笑顔で暮らしていけるようにきめ細かい医療と看護・介護を提供することによって地域の皆様の健康づくりに貢献し、これからも地域の皆様に愛され必要とされる病院であり続けるように職員一同努力を重ねて参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。