嚥下造影検査(Videofluorgraptic examination of swallowing:VF検査)
この検査は、エックス線透視下にて食物の飲み込みをしていただき、その様子を観察・評価するものです。嚥下時の食塊の通過の状態、喉頭、咽頭への貯留の有無、誤嚥(ごえん)の有無を確認することができます。 嚥下障害がどの部位の障害で起こっているのか、気管への流入の有無、そして、どのような食べ物で、どのような姿勢で食べたら安全に食べることができるかを評価することができます。
この検査の結果をふまえて、食事形態や食事時の姿勢の調節、嚥下訓練の適応や方針を考察します。
1.口腔期:口腔内で食べ物を咀しゃくし、食魂を形成
2.咽頭期:食魂が咽頭へ送り込む
3.嚥下反射が起こり、食魂が咽頭を通過
4.食道期:食道を通過
5.咽頭に食魂が残留
6.空嚥下と同時に食魂が気管へ侵入
7.誤嚥していく