病院からのおしらせ
最新80列CT装置を更新しました
2014.04.01 22:50
平成26年4月1日から新しくCT装置を更新しました。
当医療法人松浦会の理念にある“地域医療への貢献”には、早期診断・早期治療のためのCT装置の重要性は非常に高く、その担う役割は大変大きなものです。
この度、平成26年3月31日を以って、従来型の4列検出器を持つ装置に変え、最新型80列(160個)の検出器を持つマルチスライスヘリカルCT装置への入替を行いました。
当該CT装置の特徴として、優れた分解能力と超高速撮影により短時間で広範囲を撮影でき、息止めによる負荷を最小限に軽減させることが可能となったことです。例えば、胸部~腹部(約60cm)を撮影するのに要する時間は僅か4秒程度であり、画像処理は患者さまが寝台から降りる時点で、すでに終えているくらいスピーディです。さらに、患者さまに負担をかけない検査をめざした東芝の低線量撮影画像再構成技術により、75%の被ばく低減効果を発揮し、且つ最大50%のノイズ低減による高精細画像を得ることができます。
そして、特筆すべき点として、世界最薄の画質性能となる、1回の輪切りで0.5mmスライスの厚み160枚の画像を作成することが可能となったことです。つまり、胸部や整形領域、血管系等の微細な構造物、病変をより正確に描出することができるようになり、診断精度が向上されました。
また、急速に広まっております大腸癌のスクリーニング検査目的で大腸CT検査(仮想内視鏡検査,大腸3D-CT検査)も開始することにいたしました。
この度のCT装置の更新により、今後、当医療法人の理念“地域医療への貢献”を具現化すべく、救急医療はもとより、地域の医院、クリニックの先生方との協力、連携をとりながら、地域のみなさまの健康を見守ってまいります。