血管内皮機能検査 FMD
FMD 血管内皮機能検査とは
健康な血管はイキイキしています。
しかし、知らず知らずのうちに血管は、内側から変化し、動脈硬化が進んでいきます。
当施設で行う検査は、この血管の内側がイキイキしているかどうかが簡単に分かる検査です。
健康ですこやかな生活を送るためには、今の血管の状態を知ることが必要です。
検査は片腕で行います。時間は10分程度です。
FMD検査装置
超音波装置を使い「血管内皮機能」を調べる検査を「FMD(血流依存性血管拡張反応検査)」といいます。
この検査では、動脈硬化を早期に調べることが出来ます。
動脈硬化は血管内皮機能の低下から引き起こされるといわれており、腕を締めたあと緩めると、血流が血管内皮を刺激し、血管拡張物質である一酸化窒素を放出します。
この一酸化窒素がどれだけ放出されたかは、どれだけ血管が拡張したかを見ることにより分かり、拡張が少ない場合は内皮機能が衰えているという事になります。
動脈硬化の進み方
心筋梗塞や脳梗塞予防には1の「血管内皮機能障害」を予防するのが肝要となります。
次の一つでも該当する方はFMD検査で血管の状態を調べてみませんか?
肥満
喫煙
運動不足
糖尿病
脂質異常症
高血圧
ストレス
薬の効果が気になる方
心臓病や脳卒中のリスクが気になる方
心臓病や脳卒中、生活習慣病の家族歴がある方
FMD Q & A
- 検査方法や、かかる時間は?
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ベッドに横になり、上腕部にカフというバンドを巻いて、腕を5分間圧迫(完全駆血)します。
圧迫を解除すると血流が血管内皮を刺激して血管が拡張しますので、どれだけ拡張したかをエコーで観察し、血管内皮機能の低下(動脈硬化)を評価します。
検査にかかる時間は、10分程度です。
- 検査に際して注意することは?
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検査前は4時間以上の絶食・禁煙をしていただきます。(飲食や喫煙をしてしまうと結果に影響が出ますので、場合により検査中止となる場合もございますので、ご注意下さい)
また、水分摂取は水以外のものは避けていただくようお願いいたします。