下肢静脈瘤センター

バスキュラーアクセスセンター長・下肢静脈瘤センター長 福岡 正人

福岡先生

 この度、20234月より姫路第一病院 バスキュラーアクセスセンター長、下肢静脈瘤センター長に就任しました福岡正人と申します。

製鉄記念広畑病院で23年間、兵庫県立はりま姫路総合医療センターで1年間の経過を得て、この度松浦理事長、吉田正人院長とのご縁があり、就任させて頂くことになりました。

製鉄記念広畑病院では消化器外科と血管外科を主に診療にあたり、地域の基幹病院として携わってきました。血管外科分野では特に透析患者様のシャント作成やVAIVT(シャントPTA), 下肢静脈瘤の治療を専門にしてきました。

製鉄記念広畑病院赴任から、延べ1万人以上の手術症例を経験し、シャント作成は2,000例、VAIVT2,000例、下肢静脈瘤は1,700例の経験を積むことができました。

今回、この自分の経験を生かし、姫路第一病院で地域の透析患者様のバスキュラーアクセスの作成や管理、さらに神戸大学時代からのライフワークの一つである静脈疾患、特に下肢静脈瘤治療も存分に行って参りたいと思います。

もちろん、いままでの経験で救急医療、消化器外科、一般外科外来も引き続き行ってまいります。

姫路第一病院は、20235月より新病院へと変わります。

『バスキュラーアクセス、下肢静脈瘤といえば、姫路第一病院』と言われるように頑張って参りますので、よろしくお願い申し上げます。

資格

日本外科学会、専門医、指導医
日本消化器外科 専門医、指導医
日本脈管学会認定脈管専門医、研修指導医
日本血管外科学会血管内治療医
日本癌治療認定医
消化器癌外科治療認定医
血管内焼灼術実施医、指導医, CAC(Venaseal)
弾性ストッキング圧迫療法コンダクター
SFASG実施医 VIAVHAN SFA 講習会受講済
VIABHAN AVG 講習会受講済
IN.PACT AV DCB実施基準プログラム済
InPact DCB(プログラム講習済)
Ranger DCB(プログラム講習済)
Lutomix DCB(プログラム講習済)

履歴

平成3年 神戸大学医学部卒業 旧第2外科入局

平成4年 兵庫県立淡路病院

平成5年 高砂市民病院

平成10年 神戸大学医学部 大学院卒業

平成11年より 製鉄記念広畑病院 勤務

平成14年より血管外科部長

平成22年より第2外科部長、(兼)血管外科部長、(兼)臨床工学科部長

令和45月より兵庫県立はりま姫路総合医療センター外科消化器外科部長

気付いていますか? 足からのSOS

ふくらはぎの血管のボコボコ・・気になりませんか?

下肢静脈瘤ってどんな病気?
足の静脈は容易に逆流するため、逆流しないように逆流防止弁がついています。
その逆流防止弁が壊れてしまい、静脈血が逆流、うっ滞する事によって、静脈が拡張、ボコボコと瘤化してしまい、さまざまな症状を引き起こします。
良性疾患ですので、命にかかわる事はほとんどないですが、むくみやだるさ、足がつるなどの症状が出現します。
放置すると皮膚障害を起こし、潰瘍化してしまう方もおり、生活の質(QOL)が損なわれます。そうならないうちの早めの治療をお勧めします。
当院ではレーザー治療の専門医が診察、治療を担当します。
下肢静脈瘤の症状・経過は?
  1. 静脈の拡張・蛇行
  2. 痛み、むくみ、重だるい、疲れやすい
  3. 足がつる、こむら返り
  4. かゆみ、湿疹、皮膚炎、色素沈着、潰瘍
  5. 血栓性静脈炎
静脈瘤になりやすい因子とは?
  1. ご高齢の方
  2. 女性
  3. ご家族に下肢静脈瘤の方がいらっしゃる方
  4. 妊娠中、出産後の方
  5. 立ち仕事の多い方
  6. 肥満
  7. 便秘がちな方
下肢静脈瘤の治療法は、どのようなものがあるのですか?

下記のような治療法があります。

圧迫療法

弾性ストッキングを履いて静脈瘤を圧迫し、逆流を防ぐ治療法です。

悪化予防、現状維持が目的であり、静脈瘤自体は治りません。

硬化療法

硬化剤を静脈瘤内に注射して、静脈の壁を接着させて拡張した静脈瘤を閉塞させてしまう治療法です。

大きな静脈瘤は再発の可能性が高く、軽症例(網目状、クモの巣状など)の比較的細い静脈瘤が対象となります。

手術後の残存静脈瘤に対する追加治療として行うこともあります。

外来にて治療できます。

手術治療

静脈抜去術(ストリッピング手術)

血液の逆流を引き起こして静脈瘤の原因となっている大伏在静脈自体を直接抜去してしまう手術方法です。

傷口が大きくなり、術後の疼痛や皮下出血などの合併症がよく起こります。

血管内焼灼術(レーザー治療)


下肢静脈瘤血管内治療レーザー:ELVeSレーザー1470

伏在型の静脈瘤に対して極細のレーザーファイバー(約2mm)を用いて血管内から治療する方法で、従来の手術と比べて傷が小さくて少なく痛みも少ないのがメリットです。

レーザーで静脈壁を焼灼する事により、静脈が閉塞するため、逆流しなくなり静脈のうっ滞が改善します。

2011年より保険適応となった治療で、それ以降新しい機器が開発され、現在波長1470nmのレーザー治療が静脈の閉塞率、合併症(疼痛、皮下出血など)の回避の点で優れているとされています。日帰りあるいは一泊入院でも手術可能です。

  • キズも付かず、治療後の痛みや皮下出血もほとんどありません。
  • 当院では、最新の波長1470nmのレーザー治療を行っています。
  • 当院は、下肢静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術の実施基準による実施施設であり、レーザー治療の専門医が診察、治療を担当します。
レーザー治療の治療期間と費用は?

当院では保険適用のレーザー手術が可能です。

原則一泊入院ですが、日帰り手術も可能です。

血管内焼灼術(レーザー治療) 片足治療の料金目安

  • 3割負担の方:約60,000円
  • 1割負担の方:約20,000円

下肢静脈瘤センター 診察 治療までの流れ

診察日のご相談

まずはお電話でお問い合わせください。

079-252-0581(代)

下肢静脈瘤 担当者まで

診察・超音波検査・治療方法のご相談

お決めいただいた診療日に、診察・検査をさせていただきます。

検査が別に日になる場合もあります。

静脈の状態を診断し、手術日を決定

手術は原則一泊入院ですが、日帰り手術できる場合もあります。詳しくはご相談ください。

下肢静脈瘤センター 診療日

曜日午前午後
吉田-
-吉田
吉田-
吉田-
-吉田
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手術等の都合により休診とさせていただく場合があります。
お問い合わせの上ご来院ください。

079-252-0581まで

下肢静脈瘤担当医

下肢静脈瘤治療認定医

病院長 吉田 正人

前 兵庫県立循環器病センター
心臓血管外科部長
救命救急センター長

下肢静脈瘤センター

センター長 福岡 正人

前 兵庫県立はりま姫路総合医療センター
外科消化器外科部長

下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による実施施設 認定証

お問い合わせ

079-252-0581(代)

下肢静脈瘤センター 担当者まで

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