看護部ブログ
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2021.10.01
大藤先生のリモートセカンドオピニオン
こんにちは。お久しぶりのブログになりました。
皆様お変わりありませんか?
コロナの感染が急激に減少し、世間ではワクチンの効果?緊急事態宣言下における行動制限効果?私達の感染対策への意識の効果?等々聞かれますが、結局の所はこれです!とは分からず第5波の様に又増えるのではないか…と考えられ、私達医療人はブレイクスルー感染のクラスターを含めて心から安心できない毎日を過ごしています。
早く日常のささやかな幸せが戻ってくることを心から願うばかりです。
この様な日常を送っている中、カタールで医師としてお忙しくされておられる大藤先生とのオンラインセカンドオピニオン診療がありました。
先生が生体肺移植をされた患者様から、今の病状のご不安について、「ぜひ大藤先生へご相談とご意見をお伺いしたい」との事で、窓口である当院にご連絡がありました。
患者様はオンラインで先生とつながった瞬間に、表情が満面の笑顔となり、今のご不安、ご病状の事を一気にお話になられました。
勿論先生は患者様の事を十分に覚えておられ、いつもの様に優しく、不安の中の訴え全てのご質問にお答えになられておられました。
これから大学病院に再度検査入院をされるその車内の中でのオンラインとなりましたが「私は生きたいのです」の患者様の言葉に「生きましょう!」「まずは今必要とされている検査を受け、診療をしてもらっている病院へ〇〇さんの不安に思っている事に対して対処できる事を僕が返事状に書きますよ」と伝えられたその時「先生に会えてよかった」笑顔にあふれ、その時傍におられたお母さまから「先生お元気ですか?その節は本当にお世話になりました」の言葉に「あっ!お母さんお変わり無いですか?」と話されるお声は温かく優しく、そして親しみのある笑顔溢れる会話に私は、先生は患者様ご家族様全てを肺移植だけではない所でも治療されておられるのだと心からそう思いました。
患者様は笑顔でオンラインの終わりに「じゃ先生行ってきます。何か又ご相談があればお願いします」の言葉に先生から「気を付けて。いつでも何でも言ってきてください」と話されました。
私は、Drと信頼される患者様との理想の関係を見せて頂けた事で本当に心がとても温かくなりました。
セカンドオピニオンを受けられる患者様ご家族様の御相談はもちろん、命に直結した辛い苦しいお話が多く、その時にいつも私は何もできない、と胸が苦しくなります。
ですが、
今大藤先生はカタールでも常に新しい事を考え新聞等にも載るような御活躍をされておられます。
改めて、心から先生と不安の中におられる患者様とをお繋ぎする事、そして安心して第一病院にご相談して頂ける窓口であるようこれからも努めていきたいと思いました。
看護部長 茶木 太文