看護部ブログ 

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2021.07.19

鹿児島に行ってきました

今年の梅雨は各地へ雷雨大雨による被害をあちらこちらにもたらしました。兵庫県には、北部に土砂崩れ等の警報が出た所もありましたが幸い大きな被害はありませんでした。本当に特に姫路市は被害の少ない所でとてもありがたい地域だと思います。

そんな中、先日鹿児島にある神村学園へ看護奨学生が決まり面接に行ってきた学園近くの川内市の川の水があふれ大変な被害が出ているニュースがテレビで流れていました。学校はいちき串木野市なので少し離れていますが、同じような被害が出ていないか心配になりましたが、学園近隣への被害は聞かれず少し胸をなでおろすことが出来ました。

被害にあわれた皆様に心からお見舞い申し上げます。

先に書きましたが、今年も奨学学生の親子面接の為鹿児島に行ってきました。(昨年ブログの書き込みをしたのにもう一年がたつなんて本当に一年は早くてびっくり!)

面接にお母さんと一緒に緊張感一杯に現れた、それぞれの可愛い2人の学生さんは、共に看護師になりたいと強い思いを持ち、自宅から遠い寮のある神村学園に入り自分が看護師として働く未来を託す病院としてなぜ姫路第一病院を選んだのかをしっかりとした言葉で伝えてくれました。

その言葉に対して私は、改めて今年初めての神村学園1期生が入職し現在研修を受けながら、日々成長している姿を思い描き今看護部においては充分な教育環境の中成長を見守っていける体制が出来ている事に強い自信を持ち彼女たちの大きな期待に応える事が出来ると改めて気持ちを引き締め安堵の気持ちを持つ事が出来ました。

面接終了後、学生さん達には病院に来る先輩学生さん達に負けない様にしっかりと勉強して下さい。と伝え笑顔で記念写真を撮りお別れしてきました(今年はマスクを取るのを忘れていました~ほんとのお顔が見られなくて残念…)

神村学園に行くと感じる事ですが、全て出会う学生さんからいつも気持ちの良い挨拶があり驚かされます。学園の教育が出来ているからと思いますがとてもすがすがしい心晴れやかな気持ちになります。

私も負けじと、笑顔で大きな声で挨拶をかわします。

学生さんの挨拶を聞きながら、私は入職した神村1期生の二人がいつも見せる笑顔の挨拶を思い出し教育の源がここにあると安心し、先生方に感謝を伝えて学園を去りました。

今年も無事に面接を終え5年後に看護師として出会える日が楽しみとなりました。

 ホテルに着いて綺麗に磨かれた窓から見える桜島があまりに綺麗だったので写真に収めました。

毎年違う姿を見せてくれる桜島ですが噴火する事があるなんて思えないほど穏やかな様子でした。お天気がいいと遠くからでもくっきりと見えるその姿に又来年も新たな学生さんに出会える事とこの穏やかな桜島を見られる事を願い鹿児島を後にしました。

看護部長 茶木 太文 

2021.07.12

院内勉強会レポート「小児科入門」~小児を知ろう~

小児科梶原先生による第一回勉強会を630日行いました。

姫路第一病院において初めての小児科が今年度41日に開設されました。ほとんど全てのスタッフ(看護部含む)は小児をもっと知りたい!の気持ちに日々あふれ、先生に勉強会をお願いしましたところ、先生は気持ち良く引き受けて下さり、こちらからの沢山の質問について穏やかに優しくまとめてお話しして下さいました。

ここからは先生のお話を少しだけお伝えします。

先生から最初に、「小児とは0歳から20歳までと考えています。」と話された言葉はほとんどみんなの心の中に「えっ!?20歳まで小児科で診てもらえるの?」と疑問の気持ちがムクムクとなり、続く先生の言葉に引き込まれて行きました。

「小児に対しては成長の過程で起こる病気から独り立ちができるように支える事、身体と精神と共に見る事がとても大切な事であり、一人一人の適応状態を診断し(一人一人違う)判断し、心の状態を診る事で、身体に出てくる病状に対して適切な処置を行う事で8割は治っていきます。」と話される、力あふれる言葉は、長きに渡り姫路医療センターにおいて小児科治療をされてこられた自信にあふれ、やはり信頼される医療がここにある!と思いました。

20歳までは小児科とお聞きした答えは、心身共に見守る事が必要な年齢なのだと納得し、子供がよく罹る嘔吐や下痢からくる脱水の治療、小児アレルギーや喘息、心身症等多岐にわたる疾患を診てこられた先生だからこその治療についてのお話も悩める新人ママ含めて全ての子育て奮闘中のママたちに教えてあげたいと心から思いました。(私達職員は先生と巡り会うことができて幸せな事だと実感しました)

子育て中の子供の病気は親が本当に心配で胸が一杯になるものですよね。

だからこそ梶原先生のように親も一緒に見守ってくれそうな優しさに包まれて治療してもらいたいですよね。第二回から小児疾患について詳しくお話をお聞きしていきます。

皆様楽しみにしていてくださいね。(看護部教育委員会)

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